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いつから始める?今どきの「ラン活」スケジュール



ランドセルを選ぶ「ラン活」スケジュールは年々早まっています。

一昔前と比べると、カラーやデザインなどがとても豊富になっているランドセル。 これにより人気のメーカーやデザインは早々に売り切れてしまうこともあり、これからラン活を始める方にとっては、いつから始めたらいいの!?と不安に思われるかもしれません。

今回は、一般的なラン活の流れとスケジュールについてまとめてみました! ラン活で後悔しないポイントとあわせて、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

ラン活が始まる時期、早すぎない?





こちらのグラフは、2018年と2025年のランドセルの検討開始時期を比較したものです。

グラフを見ると、入学の1年以上前の「12月以前」に検討を開始する割合が増えていることがわかります。

さらに、1~3月でも検討する割合が増えており、お子さんが年中のうちに動き出して、年長の春ごろから購入を進めるという流れが一般的になってきているようです。

近年、InstagramのようなSNSが普及して、同じ年代のお子さんや境遇をもつママさんの行動が見えやすくなってきました。

そのため、フォローしているママさんがラン活を始めたときに、「このママさんもやってるなら私も早く始めなきゃいけない」「乗り遅れたら危ない」といった心理が働き、全体が徐々に早期化されている背景もあるそうです。

各社ランドセルメーカーも早期割引キャンペーンなども行っているため、そのことも早期化の後押しになっていることも要因の1つといえます。

ラン活を始めるのはいつ頃から?





お子さんの入学年度によって最適なスタート時期が異なりますので、それぞれ見ていきましょう。

1:2026年4月入学の年長さんの場合



上述したグラフをみてわかる通り、ラン活のピークは「3~5月」にかけてです。
この期間は、どのメーカーや商業施設の店舗も来店予約でいっぱいになり、落ち着いて見れない・・・なんて声をよく聞きます。

ラン活ピークを避けて早めに準備をしておくことで、ピーク時の混雑を避けることができ、落ち着いてランドセル選びに時間を割くことができます。

さらに、各社メーカーによっては早期割引を出しているところもありますので、早期で準備を進めるメリットも十分にあります。

まずは、カタログ請求をしてみて、お子さんの欲しいデザインや機能性などのチェックからスタートしてみてください。

2:2027年4月入学の年中さんの場合



2027年4月に入学予定の現在年中さんのお子さんは、2026年9-10月頃からラン活を始めるのがおすすめです。

最近では、11月頃からランドセルを検討するママさんが増えてくる印象です。

各社のカタログ請求は早いところで6月頃からスタート(弊社調べ)するところもあるので、まずはカタログ請求をしてお子さんの欲しいランドセルのモデルやカラー、機能などを事前に知っておくと良いでしょう!

年間のおすすめラン活スケジュール



初めてランドセルを選ぶご家庭にとっては、「何から始めればいいの?」「どのタイミングで購入すれば安心?」と迷ってしまうことも多いでしょう。

そこで、ここでは実際のスケジュール例をもとに、段階ごとにやるべきことを整理してみました。

焦らずにラン活を行うためには、子どもの希望を聞く段階からカタログ請求、展示会体験、そして購入までを、時期ごとに計画的に進めることがポイントです。

理想的なスケジュールは以下の通りです。

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2025年8月~12月:子供に希望を聞く
2025年9月~  :カタログ請求スタート
2026年1月~6月:実店舗や展示会で下見・体験
2026年5月~8月:ランドセル購入
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このスケジュールを押さえておけば、余裕をもって、子どもと一緒にじっくりランドセル選びができますよ。ラン活の「時期ごとにすべきこと」を具体的に解説していきます。

1:【8月~12月】子どもの希望を聞く



ラン活が始まるのは、だいたい年中の夏頃から。
早いところでは7月あたりからカタログ請求の受け付けを始めるメーカー様もいます。

まずは「何色のランドセルにしたい?」「どんなデザインがいい?」とお子さまの好みを聞いてみましょう。
子どもの好みをすべて聞き入れることは難しいですが、できるだけ本人の意思も尊重したいですよね。

年中さんではすぐに意見が変わってしまう場合もありますが、ある程度の好みはあらかじめ聞いておいた方がスムーズにラン活を進めやすくなります。

2:【9月~1月】カタログ請求を始める



カタログ請求のスケジュールは、早いメーカーさんだと年中の6月頃、通常8~9月頃に、各社ランドセルメーカーのカタログ配布が始まります。

気になるブランドのカタログは早めに取り寄せておきましょう。

カタログは各メーカーのホームページなどから請求申し込みができます。
メーカーによってはカタログだけでなく、生地のサンプルなどを一緒に送ってくれるところもあります。
カタログが到着したら、お子さんと一緒に見ながら、ある程度候補を絞っておきましょう。

ふわりぃランドセルをご請求いただくと、もれなく全員に早期割引のクーポンをお付けしております。
他にも、クラリーノ®生地見本など様々な特典が付いていますので、ぜひお見逃しなく!

3:【1月~】通う予定の小学校の情報を得る



1月頃にはご家族で請求されたカタログを見ながら、どういったランドセルが良いか話し合ってみましょう。

通う予定の小学校がわかっていれば、既に通っている小学生の荷物は、両手をふさがれるほど多そうか、置き勉は可能か?などの情報を得ることも有益です。

4:【1月~5月】展示会などで試してみる



春になると、展示会シーズンに突入します。
展示会は、背負い心地や機能を実際に確かめられる大切なタイミングです。お子さんの体型によっては、たとえ軽い素材を使っていても体に合わず、負担がかかってしまうこともあります。写真やカタログではわからない「フィット感」を必ずチェックしましょう。

そして実物を見る時には、色やデザインだけでなく、ランドセルの機能性もチェックしておきましょう。
展示会は5~6月までに開催されることが多いので、お住まいの地域の展示会の日程は要チェックです。

2026年入学者向けのふわりぃ展示会の様子はこちら。スタッフが、皆様のラン活をスムーズに進めるお手伝いをします。

5:【5月~8月】ランドセル決定・購入



ランドセル購入のピークは5月〜8月と言われています。

人気モデルや限定生産品は春のうちに売り切れることもあるため、お気に入りのランドセルが見つかったら、早めの購入がおすすめです。 特に工房系のランドセルなど、人気かつ生産数の少ないものは夏前には売り切れてしまうことが多いため、生産が少ないランドセルは5月までに購入するつもりでラン活を進めましょう。

また、メーカーによっては早期購入の割引があるところもあります。
決して安くないランドセルなので、できるだけ賢くお買い物したいですよね。
欲しいランドセルが決まっていて早期割引がある場合は、迷わず購入しましょう!

6:【10月~12月】ランドセルが届く



購入したランドセルは、大体秋頃からご自宅に届き始めます。
工房系のメーカーによっては受注生産品のランドセルが出来上がり次第すぐに送ってくれるところもあり、思ったより早く届いてしまい、置く場所に困ってしまった!というケースもあるようです。
発送の時期はメーカーによって大きく異なりますので、購入時に確認しておきましょう。

早めにランドセルを購入するメリット・デメリット





ランドセル選びは早く始めるほど選択肢が広がりますが、もちろん注意点もあります。ここでは早期購入のメリットとデメリットを整理してみましょう。

1:メリット



ランドセル選びを早めに始めるメリットとしては、まず人気のデザインやカラーを確実に手に入れやすいことです。
定番色や限定モデルなどの人気のランドセルも、早くから動くことで購入できる可能性が高まります。
また、早期購入割引や購入特典などが用意されているブランドもあり、費用面でのメリットも期待できます。
さらに、ランドセルという大きな入学準備のひとつが早めに完了することで、「これで一安心」と気持ちの余裕が生まれ、入学準備に対する不安を一つ解消できるのも大きなポイントです。

2:デメリット



ランドセル選びを早く始めるデメリットには、まだ数年先の入学を見据えて選ぶため、子どもの好みが変わってしまう可能性があげられます。
たとえば、キャラクターやカラーの好みは成長とともに変わりやすく、「せっかく買ったのに気に入らなくなった」というケースも珍しくありません。
また、ランドセルを購入してから入学までの間、収納場所を長期間確保する必要があるのも現実的な課題です。
さらに、年中~年長の早い時期はまだ実際の学校生活をイメージしにくいため、サイズや機能面の選び方に迷いが生じ、結果として「もう少し軽いものにすればよかった」「収納力が足りなかった」などと後悔してしまうこともあります。

【ママの実体験】ラン活で後悔しないポイント





ランドセル選びには「早く動くほど安心感が得られる」という面と、「遅すぎると選択肢が減ってしまう」という面の両方があります。

家庭の状況やお子さまの成長を踏まえながら、無理のないタイミングを見極めることが大切です。
ここでは、ラン活で後悔しないポイントを、実際にラン活を終えた私の実体験や周囲のママ友の体験をもとにお伝えします。

1:展示会や店舗で体験する



カタログやネットの写真だけではわからないのが、実際の背負い心地。

「軽いはずなのに子どもには大きく感じる」「背中に当たる部分が硬くて痛そう」など、実際に試して初めて気付くこともあります。

展示会や店舗に足を運び、背負い心地・肩ベルトの調整感・開閉のしやすさなどをチェックしておくと良いでしょう。

わが家でも、はじめはカタログで見て「これがいい!」と子どもが気に入ったデザインがあったのですが、実際に展示会で背負ってみると「なんか大きいかも?」と一言。

スタッフさんに、「まだ体が小さい幼稚園児や小学生低学年のうちは、チェストベルトを付けるのがおすすめ」と教えていただき、チェストベルトを付けて調整してみると、「軽くて楽!」と子どもの顔がパッと明るくなりました。見た目だけでなく、実際に背負った感覚が大事だと実感しました。

2:展示会で実感した写真と実物の違い



私が展示会に行ってみて特に強く感じたのは、「写真と実物の違い」でした。

カタログやネットで見たときに「ちょっと派手かも?」と思っていたランドセルも、実際に見ると色が写真より落ち着いていたり、素材の質感も「つやがある」「マットで高級感がある」と気付いたり…。

展示会に行くまでは「カタログを見て注文すればいいかな」と思っていましたが、手に取らないと分からないことが多く、写真だけで決めなくてよかったと実感しました。

色・サイズ感・背負い心地、どれも「見て・触って・試す」ことで納得できます。
そして何より、子どもが自分で選んだ!という実感を持てたのが一番大きな収穫でした。

3:家族で意見が分かれる瞬間も



私のママ友の場合、子どもは「水色がいい!」と言い、親は「6年間使うなら落ち着いた色が良い」と考えていたそうです。

しかし、展示会で実際に水色のランドセルを背負わせてみると、思っていたより派手ではなく意外と似合っていて、印象が変わったと言います。

その場で一緒に見て、話し合うことで、親子ともに納得できる選び方ができたと話していました。

4:祖父母とのコミュニケーションも大切に



ランドセルを祖父母がプレゼントしてくれる家庭も少なくありません。
ただ、世代によって「赤・黒が定番」というイメージを持っていることもあり、色選びで意見が分かれることもあります。

私の別の友人の場合も、最初は祖父母が「やっぱり黒がいいんじゃない?」と口を出してきて少し困っていたそう。けれど祖父母と一緒に展示会に行き、子どもが嬉しそうに選ぶ姿を見てもらったら、「やっぱり本人が気に入ったのが一番だね」と納得してくれたと言います。ランドセル選びは子どもにとっても家族にとっても特別なイベント。実物を見ながら一緒に体験することで、意見の違いも自然とすり合わせられるメリットがあります。

まとめ





一生に一度のランドセル選び。
親も子も納得のいくランドセルに出会えるよう、理想のスケジュールを参考にしながらラン活を楽しんでくださいね!!


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もぐらん

元作業療法士で、現在は2児の男の子を育てるWebライター。

子どもの発達に関する知識とリアルな母親目線で、お子さんに本当に合うランドセル選びをお伝えしていきます!。