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ランドセルは雨に濡れたらどうなる?雨の対策と濡れた時の対処法






これから本格的に始まる梅雨時期から夏にかけて、雨でランドセルが濡れてしまうこともあるでしょう。
ランドセルは防水、撥水加工がされているものも多いですが、長持ちさせるにはできるだけ雨に濡れないよう対策し、濡れたときには適切なお手入れをすることが大切です。
今回は、ランドセルの雨対策と、濡れたときのお手入れ方法について説明していきます。

ランドセルは雨に濡れたらどうなる?





防水、撥水加工がされているランドセルでも、水に濡れたまま放置しているとカビや革の劣化を引き起こします。
本革のランドセルは雨の跡がシミとなって残ってしまうことも。革がひび割れたり変形したりすると、ご自宅でのお手入れでは直すことができません。
また、ひどい水濡れの場合は、ランドセルの刺繍や縫い目の部分から内部にまで水が染み込む可能性もあります。
特にこれからの梅雨シーズンは、大雨でびしょ濡れにならないように対策が必要です。

雨対策にはランドセルカバーを





雨の日にランドセルを濡らさないようにするのは、子どもにとって至難の業。傘をさしていたのに、ランドセルはびちゃびちゃ……ということはよくあります。
そこで活躍するのがランドセルカバーです。以下のようにさまざまなタイプがあるので、降水量や使い勝手に合わせて選んでみてください。

かぶせタイプ


かぶせタイプは、ランドセルの表面に取りつけられる撥水効果が施されたランドセルカバーです。
取り付けたままランドセルの開閉ができるので、毎回取り外す手間が無く便利。雨だけでなく傷からもランドセルを守ってくれます。
デザインは透明なものから、イラスト付きのものまでたくさんの種類があるので、お好みに合わせて選ぶことができます。ただし側面は覆うことができないので、小雨程度であればランドセルを保護できますが、大雨の時にはランドセルが濡れてしまう点には注意が必要です。

全体をすっぽり覆うタイプ


ランドセルの肩ベルト以外の部分をすっぽりと覆うことができるカバーもあります。
濡れたカバーを保管しなければならない手間はありますが、コンパクトに折りたためるものが多く、持ち歩きしやすいのがメリット。携帯しておけば、急な雨にも対応できます。
ランドセル全体を覆うことができるので横殴りの大雨からもランドセルを守り、中の教科書が濡れる心配がありません。反射板付きのものやゴムが良く伸びて着脱が簡単なものなどバリエーションも豊富。多くの種類の中から、お気に入りのカラーやデザインを選ぶことができます。

レインコートタイプ


レインコートタイプは、背中回りにゆとりのある設計で、ランドセルを背負ったまま着ることができるのがメリットです。
特に小学校低学年の場合は雨の日に傘をさしながら歩くと、転倒などのリスクもあるため、雨風の強い日には、傘よりも両手が空くレインコートの使用がおすすめ。レインコートは全身を覆ってくれるので、ランドセルだけでなく服が濡れるのも防ぐことができます。
しかし、サイズの大きいレインコートは、はじめは一人での着脱が難しいことがあるかもしれません。事前に着脱の方法を一緒に確認し、練習するようにしましょう。また、濡れたレインコートをしまうための袋は、学校に到着後、お子様が一人でも使いやすい大きめのサイズを用意するのがおすすめです。

もし濡れてしまったら?自宅でできるお手入れ方法





雨対策をしていてもランドセルが濡れてしまうこともあるでしょう。そんな時は慌てずに、適切なお手入れをすることでランドセルをダメージから守ることができます。

まず、カバーを付けている場合にはできるだけ早くカバーを取り外します。
次に、乾いた布で水分を拭き取り、風通しの良い日陰で乾かします。
このとき、早く乾かそうと直射日光に当てたり、暖房機やドライヤーを使用したりするのはやめましょう。高温の熱や急激な乾燥は革の劣化を早め、ランドセルを傷める原因になります。
また、かぶせタイプのランドセルカバーを長期間付けっぱなしにするのも良くありません。ランドセルとカバーの隙間に水滴がたまっていると、カビやシミになることもあります。天気の良い日にはカバーを取り外して乾かすようにしましょう。

まとめ





6年間使うランドセルは、できるだけきれいに使ってほしいですよね。
革製品であるランドセルを長持ちさせるためには、雨対策は重要です。撥水加工がされていたとしても長時間水分が付着したままの状態では、カビや革の劣化を引き起こす可能性があります。
これからの梅雨シーズンに向けて、ランドセルカバーやレインコートを使って雨対策を行いましょう。
それでもランドセルが雨に濡れてしまった時には、高温での乾燥を避けるなどいくつかの注意点を押さえて適切なお手入れを行い、ピカピカのランドセルを維持しましょう。