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「クラリーノ」ってどんな素材?



ランドセルの素材として使われている「クラリーノ」をご存知ですか?
いまやクラリーノは人工皮革の代表として、各ランドセルメーカーで使われています。
本記事では、このクラリーノがどんな素材なのかについて詳しく解説します!






「クラリーノ」とは?





クラリーノは、1964年に化学メーカーのクラレが世界で初めて開発した人工皮革。天然皮革の構造を科学の力で再現して作られています。その後、1967年に業界初のクラリーノ製のランドセルがふわりぃから発売開始され、現在ではランドセルの約70%にクラリーノが採用されているほど人気の高い素材です。

「クラリーノ」の特徴





クラリーノの特徴は「軽い」「丈夫」「お手入れがしやすい」ということ!ランドセルに使われるようになってからも常に最適な素材となるよう変化を続けてきました。

◎軽い
教科書やタブレット、水筒と荷物の重量化が懸念されている現代の小学生。成長期の体への負担は少しでも減らしたいですよね。クラリーノは素材自体が軽いのでランドセルの軽量化に大きく貢献しています。

◎丈夫
クラリーノのベースとなっている不織布の層は、厳しい基準をクリアした耐久性に優れた素材です。軽い上に、6年間使い続けられる丈夫さも兼ね備えているのが特徴です。

◎お手入れがしやすい
クラリーノの表面は耐水性のポリウレタン樹脂でできています。そのため、表面が濡れても軽く拭き取ればすぐに元通り。天然皮革と比べると、お手入れのしやすさは人工皮革の大きなメリットと言えるでしょう。

ランドセル用「クラリーノ」の種類





現在、ランドセル用に生産されているクラリーノは全部で6種類あります。
ふわりぃランドセルでは「エフ」「レミニカ」「タフロックNEO」の3種類を採用し、ランドセルの種類や求められる品質に合わせて使い分けています。

軽くて傷に強い、しなやかさが魅力の「エフ」は、ふわりぃの定番商品をはじめ多くの製品に使われています。
耐久性の高い「レミニカ」は美しいパールの光沢感があり、表面が傷に強いウレタン層になっているのが特徴です。
さらに傷に強いのが「タフロックNEO」。ハードな傷にも強く、クラリーノの中で最も丈夫。タフな上に軽さとしなやかさも持ち合わせた、シリーズ最新の素材です。

「クラリーノ」製ランドセルのお手入れ





クラリーノ製のランドセルは、天然皮革のランドセルと比べると断然お手入れが簡単!お手入れのポイントを紹介します。

・雨などで濡れてしまった時は?
乾いた布で軽く拭き取ればOK!表面のコーティングは耐水性があるため、天然皮革のように濡れても変形したり変色したりすることはありません。

・汚れた時はどうすればいい?
ランドセルが汚れてしまった時には、できるだけ早く水で薄めた中性洗剤でやさしく汚れを拭き取りましょう。その後に硬くしぼった布で水拭きをします。ただし、油性ペンなどの汚れは落ちないのでご注意ください。

・交通安全用カバーはつけたままでいい?
新1年生には、交通安全用の黄色いカバーが配布される地域が多いですね。交通事故を防ぐためにつけるカバーですが、ずっと付けっぱなしにしておくと外す時にクラリーノの表面が剥げてしまったり傷がつく恐れがあります。張り付いてしまうことのないよう、ランドセルを使用しない週末や長期休暇のタイミングで外しておくようにしましょう。

まとめ


ランドセル用人工皮革「クラリーノ」についておわかりいただけましたか?
ふわりぃのランドセルは全てがクラリーノ製。シリーズによって、多少重さや風合い、耐久性などが異なります。素材選びもランドセル選びの大切なポイント。それぞれの特徴を踏まえて希望に合うランドセルが見つけられるといいですね♪